
フィギュアの体型変更に関する考察
衣装のフィッティング
マグネット制御ポーズファイル
POSERのよい所の一つにユーザーがフィギュアを改造できる点があります。
顔はもちろん、体型も改造できます。
一般的な体型を改造する方法として、
拡大・縮小を使う
MTを用意する
が挙げられるでしょう。
が、拡大・縮小を使う方法は、大雑把な改造ができるだけです。巨乳や筋肉隆々にしたり出来ません。
MTはほぼあらゆる改造ができます。が、衣装を着用できなくなります。
根本的に、衣装は無改造の標準体型が前提です。有名な衣装クリエーター、ISOさんのチュートリアルを見れば解るでしょう。
衣装に専用MTを用意すればよいでしょうが、衣装を変えるたびにMT作りというのは決して効率的とはいえないでしょう。
自由に体型を変えつつ、衣装も簡単にフィットさせるには?
実は、マグネットを使うと実現できます。
MTほどの自由さは無いですが、かなりの変更を加えても衣装をフィットできます。
衣装のフィッティング
まずはマグネットを使って体型を変更します。
留意点として、
- マグネットゾーンをなるべく外側へ大きめにする(重要)

- マグネットをなるべく回転させない。±10度ぐらいまでなら可。
面倒なのが左右対称にすること。しかし、パラメータをコピー&ペーストすることである程度解消できるでしょう。
完成したら保存。早速衣装を着せましょう。
- 通常どおり[フィギュアに着用]で着用。
- マグネットを選択、メニューで[オブジェクト]、[特性]を選択。[エレメントをデフォーマに追加]ボタンを押す。
- フィギュアの、マグネットを追加したエレメントと同じ衣装のエレメントを選択する。
下図の場合、フィギュアの'右肩'にマグネットを追加したので衣装の'右肩'を選択する。

すると、
このようになります。

- 全てのマグネットに対して行えば完成です。
場合によってはフィギュア側のMTも多少調整する必要もあります。この辺はケースバイケースで対応してください。
マグネット制御ポーズファイル
しかし、マグネットが1〜2個ならばともかく、数が多い場合手間がかかりすぎると思われます。
そこで、一発でフィットさせられるポーズファイルを作成します。
- 作成したマグネットをライブラリーに登録する。この際、[サブセット選択]で全てのマグネットを選択すること。
- テキストエディターやCR2Builderなどで開く。作業が煩雑なのでできれば専用の編集ソフトが望ましい。
- 2回目の'magnetDeformerProp〜'の項の'deformTarget〜'の部分を残して他を削除する。マグネットの数だけ残すことになる。
- 'deformTarget〜'の':1'を':2'に変える。これもマグネットの数だけ行う。
- 拡張子を'pz2'に変えて、'Runtime:libraries:pose'以下に保存。
{
version
{
number 4.01
}
magnetDeformerProp CanGalMag 1:1
{
deformTarget rCollar:2
}
.....
このような感じです。
以上で作成作業は終了です。実際に使ってみましょう
- フィギュアを読み込む。
- 衣装を読み込み、フィギュアに着用。
- 衣装を選択した状態で先ほど作成したポーズファイルを適用。

一発で全てのマグネットが適用された状態になったと思います。
技術的な話としては、'deformTarget〜'というのがどのエレメントに対してデフォームするかを制御しています。ただし、なぜポーズファイルでマグネットの適用対象を'追加'出来るのかは未だに謎です。(ポーズファイルはメモリー上の数値を'変更'するものだと言う認識なのですが.....)
サンプルファイルはこちらです。拡張子を'pz2'にすると実際に使用できます。
マグネット小道具ファイルはこちらです。Vicky1or2(ローレゾも可)用です。拡張子を'pp2'にすると実際に使用できます。
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