レンダリングオプションに関する考察

POSERはVer.5になってから、レンダリングエンジンが変更されました。
それに伴い、レンダリングオプションも非常に煩雑になりました。
ここでは、それぞれのパラメータについて検討していきたいと思います。


Draft,Production
Use displacement maps
Minimum displacement bounds
Raytracing on
Cast shadows
Smooth polygons
Remove backfacing polygons
Use texture filtering
Minimum shading rate(pixel area)
Maximum texture resolution
Pixel samples
Bucket size
Raytrace bounces
Postfilter size
Post filter type
3D mortion blur on
Depth of field
F-Stop
Focul distance


Draft,Production | TOP


レンダリングのモード。Draftはテストレンダ用、Productionが完成版用ということになっている。
が、要はパラメータのセッティングが異なると言うだけで本質的には同一と言える。
言い換えると、2つのセッティングを保存できると言うことになる。

Use displacement maps | TOP


displacement mapを使うかどうかのスイッチ。
Bump mapとの違いは、オブジェクトのシルエットが変わる点。
つまり、表面の凸凹がシルエットや影に映る。
Bump mapは表面に凹凸が出来るだけ。

Minimum displacement bounds | TOP


displacement mapのかかりを変える。
数値を大きくするほど、全体的に凸凹が大きくなる。
Materialでdisplacement mapを設定しても、ここの数値をある程度大きくしなければ影響が小さい。

Raytracing on | TOP


Raytraceを使用するかどうかのスイッチ。
ライトのPropertiesのshadowsRaytrace shadowを選択しないと意味が無い。
また、ライトをRaytrace shadowにしたのに、このスイッチをオフにしておくとそのライトの影が作成されない。

Cast shadows | TOP


影を作成するかどうかのスイッチ。

Smooth polygons | TOP


ポリゴンを分割して表面を滑らかにするスイッチ。
オブジェクトのPropertiesでSmooth polygonsにチェックが入っている物に対して効果を加えられる。
注意点として、極端にポリゴン数の少ないオブジェクトでは極端に形状が変わるので、必要ならばチェックをオフにすること。

Remove backfacing polygons | TOP


カメラ側から見て裏返しのポリゴンをレンダリング対象から外す。
従来型の髪(Kozaburoさんの創られたタイプの)では、向こう側が透けてしまうなど不具合が出る場合もある。
必要に応じてチェックを入れる。

Use texture filtering | TOP


テクスチャの輪郭を整える効果を使うかどうかのスイッチ。
レンダリング結果が向上するが、かなりのマシンパワーを使う

Minimum shading rate(pixel area) | TOP


最も重要なパラメータの一つ。
Smooth polygonsでどの程度ポリゴンを分割するかを決めるパラメータ。
数値を大きくするとレンダリング結果が荒く、小さくすると繊細になる。
この数値とオブジェクトのShading rate大きい方が適用される。
(ただし、ディフォルトが0.2なので、このパラメータが優占される場合が多い。)
Kozaburoさんの髪など、細かなテクスチャのディテールが潰れた様に見えるのはこの数値が大きすぎるため。
この場合、0.2にすると解決される。(事実上、従来型の髪を使いつづける限り、この数値は0.2にする必要がある。)
数値を小さくするとマシンパワーを消費する。

Maximum texture resolution | TOP


テクスチャのサイズの最大値を設定する。
この数値より大きいサイズのテクスチャはPOSER側で自動的に縮小される。
その際にディテールがつぶれるので、必要に応じてUse texture filteringにチェックを入れる。
ただし、この数値より小さいサイズのテクスチャの画質が向上するわけではないので、必要以上に大きくする必要は無い。
数値を大きくするとかなりマシンパワーを消費する。レンダリングにかかる時間がかなり劇的に変化するので、注意すること。

Pixel samples | TOP


アンチエイリアスのかかり方を調整する。
数値を大きくするとより強くかかるが、マシンパワーをより消費する。
シャギーが目立つ場合、ここを調整すると改善する場合がある。

Bucket size | TOP


レンダリングの際に一度に計算する画像上のピクセル数を調整する。
数値を大きくすると、一度に多くの面積が計算される。がマシンパワー、リソースを消費する。
マシンの性能が低い場合、この数値を小さくすると、レンダリングの時間はかかるが動作が安定する。

Raytrace bounces | TOP


Raytraceにおいて、反射を何回まで計算するかを調整する。
数値を大きくするとより回数多く計算するため、画質は向上するがマシンパワーを消費する。
ディフォルトの4でほぼ問題ない。

Postfilter size | TOP


レンダリング画像におけるエッジの強度を調整する。
Post filter typeと一緒に調整する。
この数値単体での効果はわかりにくい。

Post filter type | TOP


レンダリング画像におけるエッジの出方を調整する。
Box < gaussin < sincでエッジが強く出る。
その代わり、シャギーも目立つので、'Postfilter size'Pixel samplesを調整する。

3D mortion blur on | TOP


モーションブラーを使うかどうかのスイッチ。
下のShutter openはモーションブラー開始、Shutter closeはモーションブラー終了。
どちらも、ムービー全体の相対的位置を示す点に注意。フレーム単位ではない。
0.0でムービーの最初、1.0でムービーの終わりを示す。

Depth of field | TOP


物体の遠近をレンダリング結果に反映するかどうかのスイッチ。
F-StopFocul distanceで調整する。

F-Stop | TOP


レンズのアパーチャサイズ。ケースバイケースで調整する必要。

Focul distance | TOP


焦点距離。どの位置で焦点が定まるかを示す。
メートルやヤードではなく、POSER上の単位(Poser native unit)であることに注意。
(通常、他のパラメータの数値はメートル単位になっていることが多い。これはメニューでEdit>General Preferenceで変更できる。)